活躍中の卒業生に聞いたパレットクラブの魅力

伊藤健介

15期イラストコース卒業

1980年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後広告制作会社にグラフィックデザイナーとして9年勤務。
2013年からフリーランス。
https://www.tis-home.com/ITO-KENSKE/itokenske.com

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●パレットクラブを選んだきっかけ

絵を描く技術については十分だと思っていて(思い上がりでしたが)、アートディレクターやイラストレーター、編集者などいろんな業種の方に自分の絵を見てもらって反応が知りたかったので、たくさんの講師に会えるパレットクラブの仕組みが良いと思いました。
加えて、安西水丸さん、和田誠さん、原田治さんに憧れていたので彼らに会えるというのも決め手になりました。

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YONEXのグローバルキャンペーンビジュアル
アスリートや製造技術者をフィーチャーしたシリーズ

●パレットクラブに通って

毎週課題に応えて、講評を受けるのがとても刺激的で楽しかったです。
また、他のイラストレーターがどんな絵を描いて何を考えているかに興味があっても普段はあまり会えなかったのですが、イラストレーターを目指す人たちがたくさんいて、その作品を見られたのも勉強になりました。
世代や絵柄もバラバラなのも、あの空間でしかあり得ない機会だったと思います。

●授業

原田先生が話してくださった「元お相撲さんのイラストレーター」の話は強烈に印象に残っています。
“個人の経験を活かしてその人しか描けないジャンルに取り組めば自ずと第一人者になる”、というような内容なのですが、必ずしも技術やセンスだけの競争ではないと受け取って僕も個性を活かせばやっていけるかもしれないと希望を持つことができました。
憧れの安西先生に「君はイラストレーターになれるよ」と言われたことがものすごく嬉しかったです。僕の顔つきを見てそう思われたそうなのですが、安西先生が亡くなられた今、顔のどんな部分をどう判断されたのか、永遠の謎です。

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MIZUNO カタログ

●最初の仕事

厳密に最初というと友人から頼まれて描いたものは会社員時代にもありますが、玄光社イラストレーション誌のザ・チョイスに掲載された後に出版社から依頼があったときが、初めて見知らぬ人からイラストレーターとして依頼をされた機会です。チョイスで選ばれたスタイルの絵で、文庫本のカバーを依頼されました。

●パレットで役立ったこと

原田先生が絵の価格の相場をざっくりと解説してくださったことがその後自分の絵の報酬を判断する基準になって役に立ったと思います。
場合によっては価格交渉しようと思える参考になりました。

●最近の仕事

広告、雑誌、のお仕事が多いです。
「ふつふつラジオ」というpodcastのタイトルをデザインし絵を描きました。
集英社「よみタイ」で連載されている佐川恭一さんのエッセイに挿画を描いています。
自主制作で「生理について男にできること」というzineを作りました。

●イラストレーターになって

一人で制作してスケジュールも予算も管理して、というスタイルが自分に向いていたようで毎日とても楽しいです。
誰かに依頼されて制作することが楽しいという性格も、イラストレーターに向いていると思います。
疲れて描けないことはあっても絵を描くことそのものが嫌になったことは一度もありません。
大変だったのは収入が不安定なことです。こればかりは頑張っても期待通りに成果が上がりませんので…。

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Mark ONE 広告

●これからやってみたい仕事

書籍、文芸関連、大好きな将棋、フェミニズムや人権にまつわる仕事など。
何かを取材してルポルタージュ形式で作る仕事もやってみたいです。
息子がおりますので彼やその世代の子供達を喜ばせられる仕事をしていきたいです。

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雑誌「七緒」特集扉ページ

●影響を受けた作家は?

安西水丸、木内達郎、内田正恭、Tommy parker、Emiliano Ponzi、Katherin Lam(敬称略)

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ふつふつラジオ ポッドキャストタイトルアイコン

●生徒さんへのアドバイス

健康第一です。体も気持ちも元気でなくては絵は描けないので大切にしなくてはなりません。
自分がどういう人で何に興味があるかを積極的にアピールすると、思わぬつながりが生まれることがあります。とにかく楽しんで!